メダカは丈夫で飼育がしやすく、初心者にも人気のある観賞魚です。
美しいレイアウトの水槽で飼育すれば、インテリアとしても楽しめます。
本記事では、メダカの飼育環境を整えつつ、おしゃれで映えるレイアウトの作り方を詳しく解説します。
メダカのレイアウトを考える際に重要なのは、以下の4つのポイントです。
・メダカにとって快適な環境を作ること
・メダカが繁殖できる環境を作ること
・水草やレイアウト素材の選定
・メンテナンスのしやすさ
メダカ水槽におけるレイアウトの基本は、あくまでメダカが気持ち良く快適に過ごせる環境を作ることに限ります。
例えば、レイアウトにこだわるがあまり、メダカの泳ぐスペースを無くしてしまったり、水質に悪影響を与えるレイアウト素材を使用してしまうと、メダカが長生きしないことから、ご満足いく素敵なレイアウトとはならないでしょう。
メダカレイアウトの極意は、メダカが快適に過ごせると感じるデザイン設計が何よりも大切です。
メダカ水槽をはじめて導入する方を見ると、以下のサイズから一般的に選ばれています。
・30cm水槽(約12L):小型で省スペース向き。余裕があれば30センチキューブがおすすめ。
・45cm水槽(約35L):中型で飼育しやすく、レイアウトの自由度が高い。
・60cm水槽(約60L):本格的なアクアリウムに適し、大人数のメダカを飼育可能。
水槽管理業を22年してきた経験から言いますと、水槽サイズは大きければ大きいほど良いです。
水槽サイズが大きいということは水量が多くなりますので、水温や水質変化がしにくくなります。
水の変化が少なければ少ないほど、メダカは快適に過ごしやすくなるものです。
水槽サイズをどれにしようか迷われている方は、できる限り水の量が多い水槽を選ぶようにしましょう。
水槽のデザイン構成のことを、アクアリウムの世界では水槽レイアウトと呼ばれています。
水槽レイアウトを上手に作るには、構図と呼ばれるレイアウトの基礎に習ってはじめることが1つにポイントとなります。
水槽レイアウトの構図には大きく3つあり、三角構図、凹型構図、凸型構図があります。
上の写真レイアウトは、水槽の右上が高くなり、左に向かって高さを下げていく三角構図として作りました。
水草は植栽せずに、枝流木で人気のあるスマトラウッドと石で作り上げた、シンプルで高級感のあるレイアウトです。
はじめてレイアウトに挑戦しようと考えている方は、流木や石で三角構図を作り、そこから必要に応じて水草を植栽していくと満足メダカ水槽のレイアウトとなっていくはずです。
まずは楽しみながら、メダカが快適に過ごせるレイアウトをイメージして作っていきましょう。
流木:メダカの隠れ家や、水槽レイアウトにインパクトを持たせることができる。
溶岩石:自然な雰囲気を出しつつ、水草の活着素材としてや水質浄化の効果も期待できる。
龍王石:高級感のあるレイアウトにおすすめだが、水質をややアルカリ寄りに傾けるので中級者以上向き。
メダカ水槽におすすめな水草は、いくつかあります。
水中に入れる水草は、水面に浮くウキクサも含めて下記の種類が育成もしやすくがおすすめです。
・マツモ
・アナカリス
・バリスネリア スピラリス
・アマゾンフロッグピット
・ウォーターレタス
・ホテイソウ
・フィランサス
とくに、ウキクサ類は根っこのところにメダカが卵を産みつけやすいので、繁殖目的がある場合の水草として、育成も簡単なウキクサはおすすめです。
メダカ水槽のレイアウトは、適切な水草や流木を選び、バランスの取れた配置をすることで、美しく快適な環境を作ることができます。
メンテナンスをしっかり行いながら、おしゃれで癒されるアクアリウムを楽しみましょう!