溶岩石とは、火山が噴火したときに吹き出した溶岩が空気中に飛び出し、上空または低空にて冷えて固ることで、個性豊かな赤味を帯びた色や黒味または青味を持った美しい色、そして形状となったものを指します。
園芸でもアクアリウムでも、レイアウトやインテリアに使う石には様々な種類があります。
そのなかでも、一際目立ち形状がゴツゴツしている岩こそが、自然から生み出された貴重な岩である、溶岩石です。
とくに特徴的なのはその形状で、大小様々な穴を持った多孔質と呼ばれる形状であるため、とくにアクアリウムでは、ろ過としてバクテリアの定着場所として非常に優れていると大注目の石材です。
アクアリウムにとっての溶岩石は色味や形状だけでなく、機能面としても大変優秀ということがご理解いただけるかとおもいます。
それでは、そんな溶岩石について、さらに掘り下げて解説をしていきたいとおもいます。
溶岩石は、字の通り溶岩が冷えて固まったものを指しますが、そもそも岩石とは何なのでしょうか。
じつは、石との違いがあることをご存知でしょうか。
溶岩石などの岩石は、鉱物やガラスが集合してできたものです。
岩石の他に、火成岩、堆積岩、変成岩などの岩と呼ばれるものはこれに含まれます。
それに対し石は、鉱物または結晶と呼ばれる単体の粒からできたものを指します。
アクアリウムの世界で○○石と呼ばれるもの、または宝石などの石と付くため、単体の粒から作られています。
アクアリウムの世界で石と呼ばれるものと、岩石とよばれるものは、根本的に違いがあることをご理解いただけるかとおもいます。
アクアリウムにおいて溶岩石は非常に優れた特徴を持っているため、相性は抜群です。
多孔質であることから、バクテリアの住処として最適なので水質浄化に役立つことはもちろんですが、じつはさらに大きなポイントがあります。
それは、積み上げて組みやすいということです。
多孔質なので重量が非常に軽い、そして形状もゴツゴツしていることから簡単に積み上げることができるため、カッコイイ水槽レイアウトデザインを制作しやすいのは、他の石に無い大きな溶岩石が持つ特徴です。
とくに、オンラインサイトの水槽素材で販売している溶岩石のサムライ・ラバロックは、日本で出回っている溶岩石のなかでも、非常に軽く多孔質、そして形状もカッコよく色味を美しいことから、日本全国のアクアリウムキーパー様が愛用しお褒めいただいております。
溶岩石と一括に言ってもじつは様々で、アクアリウムには向いていない形状や重量のものが存在しています。
溶岩石を選ぶ際は、このあたりも慎重に精査するようにしましょう。
溶岩石についての疑問から、アクアリウムに使用する際の溶岩石の特徴を解説しました。
溶岩石は、他の石に無いメリットをたくさん持ち、とくにアクアリウムや園芸においては幅広い用途とメリットを打ち出すこととなります。
これから溶岩石を使いたい、現在購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。